2017年5月22日 (月)

「ハッポー」  

水産市場にやって来る魚の多くは、箱に入っている。
活魚は、「水槽車」で活きたまま運ばれるが、
市場で処理をして箱に入れられて販売される。
ってことは、お店に到着する魚のほとんどは、箱に入っていることになるな。

ちょっと乱暴な言い方をすると
浜では「鮮魚」として取り扱われ、「魚」として評価される水産物も
箱に入って流通ラインに乗っかると「商品」として評価されることになる。
ここ大事!

つまり、商品になるってことは、同じ魚でも、取り扱う業者によって
その「価値」が変わるってことだよ!
同じ材料を使って、同じ料理を作っても
お店によって、味も、値段も違うだろ。
それに似ているってわけさ。

で、魚を入れる「容器」、今では、「発砲スチロール箱」がほとんど!
その役割は、お店に着くまで壊れず丈夫。
それもって、鮮度を落とさないよう、保温ができて、安くて、かさばらず
中に入っている魚がキレイに見えた方が良い。
だろ?

そうそう。まったくそのとおり。

ところが、この「容器」大きな問題点が隠れているんだな。
え〜?どんなこと?
お店に着いた途端に、その役割を終え「ゴミと化す」ってこと。
「丈夫で、壊れない」が仇になり、処分に困る代物に変身するわけだ。
毎日の水産市場の入荷量と比例しているからね。
けっこうな数だぜ!
そこで、水産市場では、自らが作った「産業廃棄物」は
自らが処理しようと、市場の片隅にこんな工場を併設している

1

使い古しの「ハッポー」から、紙のシールなどを取り除く
機械で細かく砕いて、熱処理をする

2

3  
4

ギュッと固めて、「インゴット」を作り、海外に輸出するんだ

5

え?そんなもんで何を作るかって?
ハンガーやカセットテープの外枠って聞いた事があるゾ。

6
これから、夏にかけて、結構キツイ仕事になるこの仕事も
美味しいおさかなを食卓に運ぶ、水産市場の仕事の一部!

普段は気にもしないけど、超・大事な、市場の仕事ってわけさ!

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