2017年6月24日 (土)

「一網打尽」

一網打尽(いちもうだじん)って言うだろ!

「一網」は、魚を捕らえる網を「ひと打ち」すること。
「打尽」は、残らず捕まえること。

すなわち
一度打った網で、そこにいる魚を全部捕らえること。
転じて、「悪者をごそっと捕まえる」そんなイメージ!

始まりは
11世紀の中国。宋の時代の歴史書の中に出てくる言葉。
要約すると
悪い政治家「とえん君」がいた。
そこで、検察庁の「こうしん君」が登場。
とえん君の親族が、怪しげな事をしているのに気づき
悪事を暴いて、数人を獄につないだ。
そこで一言!
「吾、一網に打ち去り尽くせり」
で、結局「とえん君」は失脚した。って話。

ここから「一網打尽」って言葉ができた。
中国が始まりだった。

で、ここからが今日の話。
網を「ひと打ちする」ってどんな漁業だろうね?

投網(とあみ)… 岸辺や船上から、魚がいると思われる 地点に網を投げ入れて魚
をとる






地引網(じびきあみ)… 海に入れた網を,海岸から引き寄せ,陸上に引き揚げる



刺し網(さしあみ)… 帯状の網を仕掛け、その網の目に頭を突っ込んだところをと




定置網(ていちあみ)… 魚の通り道に網を仕掛ける



底曳網(そこびきあみ)… 袋状の網を海中に入れ、船で引っぱって魚をとる



旋網(まきあみ) … 魚群の回りを網で取り囲み, 網を徐々に狭めて魚を獲る



で、それぞれに、派生型がある。


いろいろあるけど、「網を打つ」って、やっぱり「投網」かね!

そうだな!投網ってイメージかもね
でも、他の網漁に比べて、投網の「一網打尽」って ちっちゃいネ
なるほど!
当時とすれば、1尾づつ釣り上げる一本釣りに比べ、これでも、たくさん獲れたんだ
ろうな。

中国で始まった「一網打尽」
それが許されていた時代の漁業は、大きく一網打尽にできる「手段」が無く
大きな一網打尽の手段を手に入れた現在は、持続可能な漁業を考え「一網打尽」の
ルールを考えないといけない時代になった

で、現在、中国漁船が行っている、
旋網に底引き網を加えたような「虎網(とらあみ)」!!



こりゃ、やり過ぎだよ!
一網打尽って言うより、「根こそぎ」じゃん!!
やっぱ、国際ルールを作らんといかんね!


昔、中国で始まった「一網打尽」
今度は、中国が「根こそぎ」に意味を変えちまったな。てか?

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