2017年7月18日 (火)

「のしあわび」

セリ場で発見「アワビ」

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こっちが天然!

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こっちが養殖!

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研究室でアワビの種苗を作ると、エサの関係で貝殻が緑になる
だから、貝殻に緑色があれば、人の手が加わっている証拠

「アワビ」漢字で書く時は「鮑」= 魚偏に包む
これが圧倒的に多いかな!貝の名前に多い虫偏じゃないね!
ま、いろんな書き方があるけどさ…

その「アワビ」
よく見ると、貝殻の先っちょが渦巻き状になっているから
巻貝の仲間だって分かるよね。

「磯のアワビの片思い」って聞いた事ある?
アワビを2枚貝に見立て、片側1枚しか無いように見えることが
片思いの気持ちに似ているって、シャレて言う言葉だよ。
昔は「片貝」、すなわち、片方の貝殻しかない貝だと思われていたんだナ。

なるほど!
アワビって、妊娠した時、戌の日のお祝い(腹帯をかける日)に
食べさせる、あの貝でしょ!?
へ〜!よく知ってるね!
目の良い子になりますように!って、願いを込めて
♂、♀セットで準備。食べさせる風習があるね
それそれ!!
でも、平成っ子は「腹帯」って言わずに、マタニティー・ベルトって言うぜ。
そっか!

しかも、本当は、オス、メスじゃなくて「種類」が違うんだけど
「ウソをついている」って誰も言わないナ!
だね!そこ(♂、♀)が問題じゃないからさ。
そんなこと言う人はいないよ!

でもって、「アワビ、オスメス1個づつ」って注文が入ったら
「毎度あり〜!」って言う前に「おめでとうございます!」って
言えなきゃ、良い魚屋にはなれないぞ!!

で、今日の話はここから。

「熨斗紙」(のしがみ)って分かるかな?

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日本文化の「ラッピング」にとても重要!
「水引」と「のし」が印刷してある「紙」のこと
「水引」って贈答品の包み紙にかけるヒモ。
「のし」って「あわびのし」って言われ、アワビをのして乾燥させた保存食。
ほら、紙の右上に印刷されているのが「のし」

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で、真ん中の黄色いヤツ!これが「あわびのし」を意味している。
昔は、本物の「のし鮑」だったけど、今じゃ「絵」だな

もともとは、アワビを薄くのして干したモノで、生モノの象徴だったんだな。
これを包装の上から右上に貼ることで、「生モノを添えました」って意味になる。
だから、生もの以外の贈り物、例えば、服、陶器、装飾品などの贈り物には
のしを貼るのがしきたり。
でも、鰹節や、鮮魚などの生鮮品には、贈り物自体が生モノなので
「のし」は不要。

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もちろん、生ものを備えてはいけない仏前へのお供え物も
「のし」はNGだぜ!

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だから、「のし紙」はこんな感じ!

今日のお勉強
生鮮品の贈り物には「のし」は要らない!
覚えておこうぜ!

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