2017年9月12日 (火)

「サケのサガ!」 

9月になり、秋サケのシーズンがやって来た。
この時期のサケ漁は定置網漁。産地は北海道。
魚の通り道に網を仕掛ける、「待ち受け型」だ

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北海道・登別漁港では、サケの定置網を「起こした」ら
サケではなくて、ブリが大漁
今月初めより3回の水揚げ合計が サケ15㌧ブリ130㌧
え~? 昨年1年で15㌧しか獲れなかったブリが3回で130㌧?ってか?

この時期なら、ブリよりサケの方が高額。
なんてって、メスには、イクラ、スジコが詰まっているからね。

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ブリが獲れたんだけど、ちょっとがっかり!って地元の漁師。

あっ、定置網を引き上げ、獲物を水揚げすることを
「網を起こす」って言うんだよ。
ま、一種の業界用語だナ。

ってことで、サケの話。
今日は、庶民的な♂と♀の話にしようか?

サケは4年に一度、産卵のために生まれた川にもどって来る。
そう。
川と海を行き来するので「通し回遊」って呼ばれてるナ。
その目的は産卵。

川で生まれ、大きくなるために海に出て、生まれた川にもどって来る
その意味では「遡河回遊」ってことになるな。

でもって、その目的は「産卵」だから
広い意味では「産卵回遊」ってことになる。

どーでもいい話だが、話の内容によって
使う言葉も違うから、何となく覚えておいてもいいかな…。

で、動物のルール。
1対1で結婚の儀式をするものは、外観でオス・メス識別できる!
形が違うところがある。そりゃそうだ!

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相手が見分けられなきゃ、声のかけようがない。
自分に置き換えて考えれば、よ~く分かるよね!ネ!

で、サケは、オス・メス外観で識別できる魚。
メスは、生涯たった1回産卵する為だけに4年の歳月をかけて
大海原を回遊し、産卵に耐えうる身体を作る。
産卵スイッチが入ると、川から海に出た記憶、すなわち
海流、臭い、その他を逆再生して場所を特定し、生まれた川にもどって来る。
「母川回帰」って呼ばれる能力だ。

で、生まれた川を遡上して、ベスト・パートナーを見つけ
産卵する。

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産卵後は、力の限り自分の卵を守り、やがて力尽きて死ぬ。
その期間、数日って言われてる。

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一方、オスは、川に遡上すると、メスを奪い合ってケンカ。
勝ったものがメスを獲得。結婚の儀式へと進む。
で、「こと」が済むと、オスはどうなると思う?

オス・メス仲良く卵を守って、数日で死ぬか?
それとも、メスに食べられちゃうか?
じゃなくて、オスは、力尽きるまで、次のメスの獲得戦に参加するのさ!!

なるほど!気持ちわかるナ~!って言ってるあなた!
その気持ち、分からんでもないけどね…

サケの産卵行動はオス・メス完全分業制!

メスは、自分の卵を孵すことに全神経を集中させる。
オスは自分の遺伝子を後世に残すことに全神経を集中させる。
この分業が、サケを絶滅から守ってきたわけだ。
ってことは
次から、次へと、メスを見つけなきゃならないのは、
オスサケの悲しい性だナ。
って、
世の女性たちからは
「最低~!!」って声が聞こえてきそうだな。

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そんな、サケだが、まだ、戻ってこない。
遅いのか?戻ってこれない何かがあるのか?…

※画像はネットから引用。イメージです

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